日本一の絶景

日本の名勝地として有名であり、有度山の山頂とその一帯のことを言います。
駿河湾越しには富士山や伊豆半島を見ることができ、北には南アルプスの赤石山脈もあります。
眼下には静岡の清水区の町並みと清水港が広がっており、絶景であるのはもちろん、夜景スポットにもなっています。

有度山の山頂は標高308mであり、広葉樹林や茶畑に、ミカン畑が広がります。
頂上には日本平と書かれている石碑もありますので、訪れると、そこが日本平だと言うことを教えてくれます。
日本の神話にも登場する地名であり、ヤマトタケルの尊は、草薙の剣で日本平で遠征で勝ちます。

山頂から見渡せるのは、10万年前に誕生した日本平の変わらぬ姿であり、青い空と丸い地平線を見渡せます。
南アルプスからの一大パノラマは、大自然を感じ、壮大な景色を楽しめます。

久能山の山腹には徳川家康ゆかりの久能山東照宮があり、日本平から東照宮までロープウェイがあり、直接向かうことが出来ます。
童謡の赤い靴のモデルとなった女の子と母親が清水区出身であったために、山頂部には母子像があります。
山頂には他にも、山頂吟望台と東展望台があり、富士山や清水港などを見られる展望台となっています。

さらには、日本平ホテル、ゴルフクラブ、梅園があり、静岡県内の放送局用デジタルタワーもあります。
中腹には日本平動物園や芸術公園、森林公園などがあり、清水区には清水エスパルスの本拠地の球技場もあり、数々の観光スポットの多い場所でもあります。

日本平の景色は昔から日本画などの絵画の定番の風景でもあり、歌川豊国の名勝八景にも登場します。
そして日本平を見る場合は、駿河湾を中心にして背後に富士山を望む、左側には清水寺があり、右側には三保の松原という3つの構成にするのが定番となっています。

近くには茶畑も広がりますので、茶畑を前にして、その先に町並みや海が広がるような光景も日本らしく風情があり、風光明媚な景色になります。
また梅園がありますので、梅を通してその先の富士山を見るのも良い景色であり、開園前には雪が積もった富士山を見られます。

日本平パークウェイ

静岡県道路公社が観光や地域開発を目的として、東西に走る有料の道路「日本平パークウェイ」が作られ、1964年3月に開通しました。
静岡側から日本平の山頂までのコースと、清水川から山頂を結ぶコースがあり、この2つの道は山頂で繋がっています。
ここ一帯は自然公園に指定されており、お茶畑や富士山の長めがよい場所として有名になりました。

2004年には無料となり、静岡市道池田日本平線という名称に変わります。
有料道路当時は自動二輪や自転車、歩行者の通行は禁止されていましたが、無料化されたあとには、自転車と歩行者のみ通行禁止となり、バイクでの走行は出来るようになりました。