EDはすべての男性に起こり得る病気

病気の中には、男性特有の病気がいくつかあります。その中でも今回はEDについてご紹介します。
ED治療専門クリニックの浜松町第一クリニックが行なった調査によると、20~79歳の男性のうち、軽度型は約1,411万人に対し、中等度は約720万人、完全型に至っては約680万人にのぼることが判明しました。完全型のED有病者数は2倍以上に増加しています。

それに加え、中等度型以上のEDは、20代で14.6%、30代は13.5%と、若年層の7人に1人が深刻なEDの悩みを抱える状況です。
ED患者が増えているにもかかわらず、実際に医療機関に足を運んだED有病者の受診率はわずか7.6%。14人に1人という結果に留まっています。

私のところにも数名EDで悩んでいる方が訪れました。
ただ、この結果を見るとED予備軍・ED有病者はたくさんいらっしゃるでしょう。

EDの治療方法

男性器に何かしらの原因があると思いがちですが、生活習慣病と同様「血管」が大きく関係しています。
糖尿病や高血圧、脂質異常症などの病気になると、動脈硬化が起こり、体中の血液が流れにくくなります。
勃起はペニスの動脈が硬化することで起こる現象のため、血流の流れが悪化すると陰茎にはEDとして症状が現れるのです。

ライフスタイルの改善

そのため、EDもライフスタイルの見直しによって改善が図れます。
脂っこい食事・肉中心のメニューなどの偏った食生活や運動不足は血行不良を引き起こし、EDになる可能性が一気に高まります。

魚やたんぱく質、野菜を取り入れたバランスの良い食事をとるのはもちろん、ウォーキングや自宅でできるストレッチ、筋トレなどを行って運動習慣を身につけましょう。

3種のED治療薬

EDの治療に最適な方法は薬を服用することです。現在、厚生労働省の認可が下りている薬は、バイアグラ・シアリス・レビトラの3種類。

バイアグラ

ED治療薬の中でバイアグラは最も早く開発された治療薬で、25mg錠と50mg錠の2種類があります。

レビトラ

2番目に発売されたは、レビトラは体内への吸収が早く即効性があり、作用時間が長いのが特徴。

シアリス

シアリスに至っては、最大36時間の効果持続が期待できるとされています。

ちなみに浜松町第一クリニックが行なった調査では、ED治療薬服用者の約40%が個人輸入や知人から薬を入手しているそうです。

個人輸入の通販サイトのED治療薬は危険

ただし、ED治療薬はそれぞれ成分が異なるぶん、体質や持病によって薬が合わない場合があります。
通販で販売されるED治療薬の中には、有効成分が既定の量入っていないものや、有害な物質が含まれている場合もあるので、体調を崩しかねません。

ED専門クリニックの中にはEDオンライン処方・ED治療薬通販を受け付けるところもあるので、以前に比べスムーズに相談できるようになりました。
きちんと専門医に診てもらったうえで、ED治療薬を処方してもらいましょう。