大門未知子の活躍がみどころ

2012年から3年間放送された医療ドラマがドクターXです。
視聴率も最高で全てのシリーズで20パーセントを超えており、2012年と2014年ではドラマでの年間視聴率でナンバーワンになっています。

主演を務めた米倉涼子の代表作となっており、続編の制作を期待する視聴者も少なくありません。
しかしながら2014年に放送された第3シリーズでは、舞台を日本の最高峰の医療施設としていただけに、シリーズの終焉を示唆していました。
そんな中で2016年に特別編として制作が決定しており、放送を待ち遠しいと感じているファンも多くなっています。

主人公の大門未知子は派遣によって様々な病院に雇われていきます。
フリーランスの外科医として様々な患者を見ていきますが、彼女は医学会における派閥に一切関心を持っていません。

さらに独自の診察結果より手術を行うか判断していきますが、その手術では失敗をしないと言い切り執刀していきます。
結果として失敗した手術は一切なく、様々な患者を完治させていくのでした。

そもそも大門未知子は軍医や獣医といった免許も持っており、人間だけでなく動物の治療も完璧にこなしていきます。
雇っている神原孝は雇用先の病院長に対して数百万の手術代をお土産のメロンとともに請求していくとともに、契約条件も管理していきます。
その一方で大門未知子はギャンブル運が全く無く、麻雀や競馬で有り金を全てすってしまうというシーンも少なくありません。

ドクターXが続編を制作しない理由

ドクターXの第3シリーズの最終回の視聴率は30パーセント近くとなりました。
年間でも連続ドラマの中では第1位になりながらも、有終の美という形で締めくくっています。
次期シリーズはテレビ局からも要求されるところですが、実際は脚本家もスタッフも米倉涼子も続編を望んでいないというのが実情です。

米倉涼子の代表作となりましたが、これ以上シリーズ化をドクターXで望んでいないということでした。
これはシリーズ化させてしまうことによって、他のキャラクターを演じることができなくなると感じていたためです。

そのように米倉涼子が考えていた理由として、水谷豊の存在があるといわれています。
ドラマ相棒で主人公を演じていますが、15年以上演じたことでキャラクターが固定化されていると感じたのでしょう。
また米倉涼子はメインの活動としてミュージカルも行っており、そちらにも力を入れたいという気持ちもあります。

女優として米倉涼子は幅を広げたいという気持ちから、ドクターXの続編を希望しないという気持ちも生まれたのでしょう。
しかし2016年にドクターXを客観的に見て、改めて演じてみたい気持ちが出てきているということで、晴れて特別編として放送が決定しています。