富士山について

静岡の地域の特色って言うと、やはり富士山があるって事かなって思います。
静岡人にとって富士山は誇りですし、親しみの持てる物でもありますから、
例えて言うなら家族のような存在ですのでね、富士山が無いなんて事は考えられない、そういった毎日を送っています。

富士山って一年中同じように見えるって思われがちですけど、実はけっこう違いますからね。
季節によってもそうですけど、一日足りとも同じ姿は無いってくらいですから、
「今日の富士山は綺麗だなぁ」とか「今日は何かすっきりしないなぁ」とかそういうのがありますから、
それは静岡にお住みになればね、みなさんもきっと分かると思います。

一番好きな富士山の姿

では一年のうちでどの季節の富士山が一番好きかって言うと、私は冬の富士山が好きだなって思います。
冬の富士山には威厳がありますからね、清潔感のある空気の中でピシっと揺るぎない姿を見せてくれますから、
その姿は神秘的で神々しい感さえしますので、私はそういうシャープな感じのする冬の富士山が好きだなって思います。

でも冬の富士山が好きって言うのは少数派かもしれません。
大体春か秋の富士山が好きって人が多いような気がします。
「あなたはいつの季節の富士山が一番好きですか?」って言うアンケートを静岡人にしてみたら面白いんじゃないかなって思います。

富士山はあまり近すぎてもその姿が良く見えませんからね、ほどほどに離れた所から見るのが一番だと思います。
私は富士山を見るためにわざと今居る場所より遠くに離れてね、その姿が良い感じで見られる所まで移動したりする事があります。

富士山プリン

それと前でね、私が入った喫茶店のメニューで、「富士山プリン」って言うのがありましてね、
なんとなくどんなプリンか想像出来ましたし、話の為になるだろうって思って富士山プリンを注文したんです。

そしたらその富士山プリンがやって来たんですけど、どう見ても普通のプリンなんです。
で、店員がおじぎして戻ろうとしてたので「ちょ、ちょっと待ってください、富士山プリンってどこが富士山なんですか?」って聞いてみたら、
「この形が富士山みたいですよね、でわ」みたいな感じで店員が消えましてね、
でもどう見ても普通のプリンですから「・・・」ってなった事があります。

仕方ないので綺麗に全部食べましたけど、どうも納得行かないなって思ってね、何かこう腑に落ちないって言うかそういう感が今だにしています。

富士山天丼って言うのを食べた事があって、それはエビが富士山みたいにすごく高く積まれていて
「うぉおおお」ってくらいテンションが上がって美味しかっただけにね、富士山プリンのショックが大きかったなって思っています。

まぁ面白いと言えば面白いですし、シュールなギャグとして許すべきかなって、
プリン自体が台形で富士山って言われれば富士山ですし、静岡人として「許す!」って言うべきかなって思います。

静岡人は寛容な心を持ち合わせる、そういう人であるべきだなって思います。