海に通じている湖

浜名湖は静岡県の西部に位置しており、南部は遠州灘に通じている日本で10番目の広さを持っています。
形がとても複雑で枝分かれをしていることがわかります。

海水と淡水が入り交じっている汽水湖としても名高い湖であり、最も距離が長いです。
湖の南側と比べると北部で潮汐の時刻が遅れることでも知られており、南側で2時間ほど、来たがではおよそ3時間程かかります。

海産物なども豊富に取れる

海産物も多く採れるところであり、うなぎやのり、牡蠣やすっぽんといった養殖も盛んに行われています。
特に養殖のうなぎは全国でも知られており、うな丼やうなぎボーン、そしてうなぎパイといった特産品があることでも知られています。

また独自の漁法となっている光で獲物を誘導しながらモリで突いて獲っていくたきや漁が有名で、スズキやキス、カレイなどを捕ることができます。
そして浜名湖の雄大な面積を活用して観光関連の事業も展開されており、リゾート開発が進んでいます。
マリンスポーツも盛んに行われていたり、浜名湖自然公園にも指定されているところになります。

如何にして浜名湖を楽しむのか

浜名湖は非常に広いため、大きく分けて2つの地域で楽しんでいる人が多いです。
まずは表浜名湖側で、海沿いに面して様々な観光スポットで遊ぶことができます。

約300年の歴史を感じる事ができる紀伊国屋は旧東海道の新居宿にあった全26軒の旅籠の中でも最大規模として賑わっていたところになります。
徳川御三家の一つである紀州藩のご用宿としても使われており、重厚感のある佇まいを感じることができます。
その後資料館として整備され、内部は当時の面影を残しながら東海道や宿場の文化を伝えていく資料が展示されています。

子どもと一緒に体験してみたいところとなると「ウォット」が人気です。
ウォットでは浜名湖のメカニズムについて知ることができたり、体験学習をすることができます。
また水槽の数は20もあり、それぞれの浜名湖で生息している魚を見ることができます。

それだけでなくクイズやゲームをして浜名湖の自然について知ることができます。
フィッシングをしたいという方には浜名湖大橋の眺望も楽しめる新居弁天海釣り公園がお勧めで、ハゼやカレイ、タコそしてセイゴなどを釣り上げることができます。
春には潮干狩りも楽しむことができますので、家族で満足できる環境となっています。

もう一つが奥浜名湖です。
陸側になる奥浜名湖は1300年近く前に建造された龍潭寺や南北朝時代の奈良親王を祀っている井伊谷宮、そして鍾乳洞が神秘的な竜ヶ岩洞などがあります。

奥浜名湖方面は歴史を感じる建造物が多数ありますので、ゆったりと過ごしたい人に向いている地域といえるでしょう。
目的に合わせて浜名湖を楽しんでみるのも楽しいプランとなります。