歌詞にもなっている観光地

かつて発表された楽曲、天城越えの歌詞になるほど素晴らしい景観を誇るのが、静岡県の浄蓮の滝です。
ここは、現在でも人気の高い観光スポットとなっており、連日観光客が絶えることがありません。

日本の滝百選の中の一つとされている滝となっており、観光するイメージが強いのですが、周辺には鱒が釣れる釣り堀もあるので家族で楽しむことができます。
夏になってアウトドアの中で渓流釣りを是非とも楽しみたいという方にはお勧めの環境といえるでしょう。

浄蓮の滝は高さがおよそ25メートル、幅が7メートル、そして滝壺は深さが15メートルとかなり深くなっています。
水の色も綺麗で、よく見るとエメラルド色になっており非常に神秘的な美しい景観を堪能することができます。

そして滝から飛んでくる水しぶきや、周囲が緑に囲まれている空気のきれいな環境、そして滝の音が心地よく耳を澄ませてみると、リラクゼーション効果も出てきます。
見学をするだけで心が落ち着いてくることでしょう。

遊歩道もしっかりと完備されている

浄蓮の滝は遠くからしか見ることができないのかと思われますが、遊歩道はしっかりと完備がされています。
明治39年に開拓された遊歩道はおよそ200段の階段となっています。

ウォーキング用の歩きやすい靴を履いて階段を利用して浄蓮の滝を楽しむことをおすすめします。
かつて浄蓮寺が点在していたことから名前がついており、不動尊である浄蓮の滝不動尊が遊歩道沿いに祀られています。

不動尊は遊歩道を移動する観光客の無事を祈願しているとされており、ここで願掛けを行うことによってご利益を得られるかもしれません。

浄蓮の滝の楽しみ方を知る

伊豆半島最大の瀑布として知られている浄蓮の滝は、およそ17000年前に近隣の山から流れた溶岩によって地形が作られて生まれた滝です。

天候によっては水量が異なることが多いため、もしも晴れた日に観光をしたのであれば、次は雨の日に訪れてみるといいでしょう。
すると景観が大きく変わることがあり、また違った楽しみを生み出すことができるでしょう。

自然の凄さを感じられるスポットは周辺に幾つかあり、中でも有名なのがわさび沢です。
伊豆の名産品ともされているわさびは浄蓮の滝の周辺に育っています。

まるで緑の絨毯のように張り巡らせているわさびは、滝の近くでわさび漬けやわさび染めといった小物などに取り入れられており、おみやげとして購入している人も少なくありません。
女性に人気が高いのはわさびを使ったアイスクリームである「本わさびアイス」です。

このアイスは注文を受けた後に新鮮なわさびをすりおろしていって味わうことができます。
景色を楽しんだり、食事などを楽しめる浄蓮の滝は定番の観光スポットとして外せない場所といえるでしょう。