歴史のある遺跡の一つ

静岡県内には登呂遺跡という歴史のある遺跡があります。
戦時中にプロペラ製造に関する工場を建設する際に多くの木製品や土器などが発見されたことがその発端と言われています。

その後新聞社によって遺跡が発見され、急遽調査隊が作られて発掘調査が行われることになりました。
戦時中といはいえ、歴史的な発見に力を注いだ結果、遺跡が徐々に形になっていきます。

しかし昭和20年にアメリカ空軍の襲撃を受けてしまい損傷が激しい状態になってしまいます。
戦後に再度発掘しようと研究会が開設され、昭和21年に名称が登呂遺跡になりました。
名称決定後毎年老古学協会による調査が進められていき、昭和26年には当時の住居を復元したものが作られます。

徐々に当時の木製品や土器などが発見されていき、昭和47年に登呂博物館が開設されました。
今でも多くの人が歴史に触れようと来館しているだけでなく、未解明の部分については発掘が進められています。

登呂遺跡周辺で楽しめる施設も多い

登呂博物館は20年以上開設されていますが、2010年に登呂遺跡と一体化したことによって登呂博物館は大幅にリニューアルされました。
これによって、大人も子供も体感しながら楽しむことができる施設になっています。
1階は無料スペースとなっており、誰でも気軽に入ることができます。

そしてみやげ品などが販売されているミュージアムショップや体験型の展示室、図書コーナーなどが設けられています。
チケット代を支払うことによって入ることができる博物館の2階は、展示室や企画展示されているブースそして屋上には展望台があります。

1階の体験型の展示室では弥生時代に着ていたと言われている貫頭衣を自由に着ることができます。
これを着たまま記念撮影をすることができ、思い出つくりにも役立つことでしょう。
撮影用に稲穂やレプリカの土器も用意されていますので、歴史を感じる撮影をすることができます。

ミュージアムショップでは登呂遺跡等に関する専門書だったり図鑑の購入を行うことができます。
博物館である程度学んだ後は、登呂遺跡へ向かって歴史を肌で感じることができます。
およそ1800年前の弥生時代の集落や水田の遺跡を見ることができます。

そして体験学習として火起こしを体験できます。
摩擦熱で火種を作って火を起こすというのは、現代の子供にとっては発見が多い作業かもしれません。

登呂遺跡や博物館へのアクセスについて

様々な方法で登呂遺跡や博物館へアクセスすることができます。
まずはバスから見てきますが、静岡駅から直通のバスが登呂遺跡まで出ています。

登呂遺跡のバス停で下車して10分ほど歩くと登呂博物館まで行くことができます。
車やタクシーでは駅からおよそ10分ほどで行くことができます。
また遠方から来るという方は高速道路を使って登呂遺跡へ行くこともできます。
駐車場も完備されていますので、余裕を持って遺跡の方へ行くことができるでしょう。