B級グルメとして注目されている富士宮やきそば

ご当地料理の中で安くて美味しい、いわゆるB級グルメの日本一を決める大会「B-1グランプリ」において2連覇を果たした料理があります。
それが富士宮やきそばです。

地域おこしのために普及していった富士宮やきそばはインターネットの口コミなどでその美味しさが取り上げられ、注目を常に集め続けている料理となっています。
学会もあり商標登録されているグルメの一つで、市内には製麺会社も数多く立ち並んでいます。

富士宮やきそばはこうして作られる

多くのお店で作られている富士宮やきそばですが、まず富士宮やきそば専用の麺を使用するのが特徴的です。
そして材料には油かすを利用していき、仕上げの時には鯖やイワシの削り粉をふりかけて味わいを豊かにしていきます。
調理方法としては、まずやきそばに入れる具を炒めていき、蒸した富士宮焼きそば専用の麺を入れていきます。

その後すぐに少量の水を注いで炒めていき、水分がなくなった状態でやきそばソースを入れてかき混ぜていきます。
具やトッピングは油かす以外にもキャベツなどを入れていったり、イカやひき肉そして桜えびなどを入れているところもあります。
また、桜えびは駿河湾の名産品でもありますので、こちらも人気のある食材となっています。

富士宮やきそばは歴史がある

1990年代後半に町おこしをどうしようか考えていく際に、富士宮市はやきそばの消費量が日本一であったということがわかりました。
これによってやきそばを地域おこしのために使おうということになり、2000年に富士宮やきそば学会が発足されることとなりました。

学会では地元で食べることができるやきそばを富士宮やきそばという名前でPRしていこうと決め、2002年より本格的に展開していくことになります。

まず焼きうどんでPRをしている北九州市と勝負をするというイベントを開催したり、同じようにやきそばで町おこしを行っている横手市や太田市とイベントを開催することによって、認知度を高めていきました。

2004年には商標登録され、2006年に開催されたB-1グランプリで支持を集めナンバーワンに輝きました。
このため人気は全国区になったのです。
今後も富士宮やきそばの人気が落ちることはまず考えられないでしょう。

関連商品が非常に多い富士宮やきそば

麺は独自のものを採用している富士宮やきそばは、市内のショッピングセンターやスーパーマーケットなどで販売されています。
どうしても富士宮市まで行けないという方には、通信販売も行われていますので、インターネットで手軽に購入することができます。

お菓子やカップ麺、さらにはご当地キャラクターにもなっており、盛り上がりを見せているB級グルメになっているといえるでしょう。